【MicroDrone4.0】200g未満のドローンでジンバル付きカメラ搭載の優れたスペック
気づいた時はすでにクラウドファンディング終了していました。
次はMicroDrone4.0の一般販売を待つことにしたので、現時点で分かったスペック機能・価格・気になった点をまとめました。
こんなこと書いてます
MicroDrone4.0の詳細
マイクロドローンの良さ
「200g未満のドローン」である「MicroDrone4.0」は日本航空法の規制対象にならないということで比較的ラクに飛ばせるのが魅力となっています。もちろん、マナーやルール、各条令等は遵守が必要です。
バッテリーを含んだ機体の重量は200g未満となりますので、日本の航空法上では規制対象とはなりません。但し、その他の関連する法律やルール、モラルを守った飛行を行う必要がありますので、飛行する場所に合わせてご確認ください。
MicroDrone4.0のスペックの何がスゴイと感じたか
ジンバルカメラが搭載されている
「200g未満のドローン」で「ジンバル付き」であることは非常に凄いことです。しかも電子式手ブレ補正機能も装備。
公式の説明によると、この機種は2軸メカニカルジンバルが搭載されていて、かつ手元のアプリ上でカメラの上下操作(チルト)を行うことが可能。
2軸メカニカルジンバル機能を利用して、カメラのチルト操作(上下方向)はアプリ上から行うことができます。専用別売コントローラーには操作用のダイヤルが装備されています。パン操作(左右水平方向)は機体自体のラダー操作(左右方向への回転)で行います。
従来、多くのマイクロドローンにもカメラが搭載されてはいるものの、DJI Phantomのようなカメラジンバルが搭載されていませんでした。そのため、撮影の質は非常に不安定でブレブレのものが大半でした。
ところが、このマイクロドローン4.0は二軸ジンバルに加えて手ぶれ補正も搭載されているためDJI SPRKに迫る画質で撮影が可能ですね。
ジンバルの総可動域は130度で、真正面から真下方向まで90度動かすことができます。
例えば、自分の真上から見下ろす俯瞰撮影もできそうで楽しみです。
撮影データは本体に保存
撮影されるデータがどこに保存されるかは非常に重要な点です。
機体には SD カードのスロットがありますので、撮影データは機体の SD カードに FHD 解像度(1920x1080p)で保存できます。接続するスマートフォンにも SD 解像度(720x480p)で保存する事が可能です。
仕様によると、撮影されるデータはドローン機体へ挿入するSDメモリカードへ保存されるようです。つまり、高画質でスムーズなデータを取得できることが大いに期待できます。
もし、データが本体ではなく手元のスマホで保存される仕様だとすれば、高画質の保存は難しくなります。
機体から撮影したデータをいちいち無線でコントローラーへ送信しなければ保存できないとすれば、映像が途切れカクついたり飛んだりする場合があります。実際にそのような仕様のドローンも存在するので注意が必要です。
マイクロドローン4.0は最大64GBのMicroSDカードが使用可能。
静止画は500万画素
静止画で500万画素あれば実用十分といえます。
静止画 500 万画素(2592x1936 ピクセル)の jpeg データのみでの保存となります。また、動画はFHD(1920x1080p)、30fps、最大ビットレート 12Mbps、コーデックは H264 で保存されます。
飛行距離は最大200m
やっばり別売のコントローラーが欲しくなります。
Qualcomm 社のワイヤレステクノロジーによって、約 120 メートルにわたって、飛行しているドローンのHD カメラから、中断・遅延の少ないライブストリーミング動画をスマートフォンに転送でき、操縦者が簡単にリアルタイムでその映像を見ることができます。別売の専用コントローラーを使用した場合、内蔵された長距離アンテナによって飛行距離を最大約 200 メートルまで拡張します。(注意:機体と送信機の間の障害物や電波干渉・抑制により短くなる場合があります)
コントローラーを購入すれば最大約200メートルまで飛行距離が伸びるというのはいいですね。200メートル遠方まで飛ばさないとしても、スマホのみで操作するよりコントローラーで操作したほうがはるかに安定した飛行が期待できそうです。
気になる点
とはいえ、さらに改善が期待される点もあります。
GPSは非搭載か
スペックをよくみると、GPSについては何も記載がありません。つまり、GPSが搭載されていないと思われます。これはちょっとデメリット要素です。
機体と送信機の通信が切れてしまった場合について、次のように記載されていました。
機体はその場でホバリングし、通信の回復を待ちます。Qualcomm 社の wi-fi 技術により速やかな通信の回復が図られます。それでも通信が回復しない場合は、その場でホバリングを継続し、バッテリーの残量が低下した時点でその場に着陸します。
海や川など水の上で飛ばすには勇気が必要ですね。
もし、通信圏外となってしまった場合はGPS等で帰還せず、その場に着陸するという仕様なのでちょっと不安が残ります。もしも川へ着水したら間違いなく終了でしょう。
ただ、なるべく見晴らしの良い場所で操作しあまり遠く目視外など通信可能範囲を超えて飛ばさなければさほどデメリットにはならないかもしれません。
MicroDrone4.0の値段
1.MicroDrone4.0本体一式(MicroDrone4.0x1,内蔵バッテリーx1,バッテリーチャージャーx1)
希望小売価格(予定):¥33,300
2.リモートコントローラー
希望小売価格(予定):¥9,450
※予定販売価格は変更になることがあります。
本体一式の価格
公式サイトによると本体一式予定価格は¥33,300となっています。
ドローン本体・バッテリー(内蔵)・バッテリーチャージャーそれぞれ1つずつがまとまった3点セット。
ここで、消費税込みor税別なのかが気になります。
クラウドファンディングサイトのMakuakeでのMicroDrone4.0掲載ページを確認すると税込価格で記載されていましたので上記価格は恐らく8%税込価格だと予想できます。
ただし、下記のように一般販売時期が消費税増税後となる予定なので10%で計算しなければならないでしょう。
計算すると、¥30,833(税別)の10%税込みは¥33,916と予想されます。およそ34,000円!
別売のリモートコントローラー(送信機)の価格
送信機(コントローラー)は別売となっています。リモートコントローラーの予定価格は¥9,450。
こちらも上記同様10%税込価格として計算すると¥8,750(税別)の10%税込みは¥9,625と予想されます。
本体一式とコントローラー両方買ったら…
上記本体一式とコントローラーの予想値段を合計すると¥43,541となります。結構お高いですね。だったらもうちょっと追加してDJIスパークを買おうかなと流れる人も多いかもしれません(ただしSPARKは200gを超えるため日本航空法の規制対象)。
一般販売について
販売開始の時期
2019年11月が一般販売開始の予定となっています。待ち遠しい!
この製品の一般販売開始時期は11月を予定しています。なお、希望小売価格は以下を予定しています。なお、バッテリーパック、予備のプロペラ、プロペラガード、ケース等の販売につきましては、確定次第お知らせいたします。
おわりに
いくつか気になる点はあるものの、200g未満でジンバル付きの機体MicroDrone4.0は魅力です。
「4.0」ということは、次期モデルも期待できそうです。マイナーモデルチェンジとフルモデルチェンジを計画されているのかもしれません。次はGPSが搭載されるようになるといいな。MicroDrone5.0とかかな。いや、MicroDrone4.1か!?